どうも、ハルです。
7月に入り夏アニメがスタートしたので、前期の春クールのクソアニメベスト3を発表していこうと思ったんですが、クソアニメと呼べる作品が一つしかなかったので、今期唯一のクソアニメと今期一番終わっていた虚無アニメを紹介していこうと思います。
ベスト虚無・クソアニメ
虚無1位 ブルーリフレクション澪
制作 |
J.C.STAFF |
監督 |
吉田りさこ |
メインキャスト |
平原陽桜莉:石見舞菜香 羽成瑠夏:千菅春香 田辺百:高倉有加 白樺都:大和田仁美 平原美弦:上田麗奈 山田仁菜:玉城仁菜 駒川詩:田辺留依 水崎紫乃:井澤詩織 橘涼楓:平山ゆりか 皇亜未琉:真野あゆみ 司城夕月:高野麻里佳 司城来夢:秦佐和子 斎木有理:佐倉綾音 |
- 放送日:4/9~
- 放送局:TBS / MBS / BS-TBS / AT-X
- 関連キーワード:ファンタジー / チート /
あらすじ
喜び、悲しみ、怒り――。
人の想いは、誰もが持っている、しかし目には見えない力。
その力は時として、世界さえも変えてしまうかもしれない。
常に前向きで、困っている人がいれば放っておけない平原陽桜莉と、人と仲良くなろうとしても付き合い方が分からず、不器用な羽成瑠夏。
対照的とも言える2人の少女の出会いは、彼女たち自身を、そして世界をどのように変えていくのか――。アニメ『ブルーリフレクション澪』公式サイトより
人間の想いを力にして戦うリフレクターと呼ばれる魔法少女たちの戦いを描くヒロイック・ファンタジー作品。
この作品は絶望的なまでのクオリティの低さで話題になっていましたね。
正直、公式サイトがオープンした時点でキービジュアルが作画崩壊していたので始まる前からこうなる予感はしていました。
それに、作画崩壊アニメに高確率で存在する髪の毛を透過して目がガッツリ描写されているキャラが公式のキャラ紹介ででていたので嫌な予感しかしなかったです。
そして、案の定アニメ本編は一話から作画崩壊しているというどうしようもない仕上がり。
背景描写は割と綺麗で普通に見れるので問題点はキャラの方なんですが、作画崩壊以前にキャラデザが作品に全然あっていないんですよね。
岸田メル先生の繊細なタッチをアニメにするのは結構難しいとは思うけど、同じ岸田メル先生がキャラ原案の「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「神様のメモ帳」「花咲くいろは」とかでも多少アレンジはされているものの普通にまともなキャラデザだったので、そこから10年以上たった今でこんなクソキャラデザなのはもう少しどうにかならなかったのかって思ってしまいますね。
戦闘シーンもしょぼくてスピード感もなく酷いときの作画の崩壊具合が半端じゃないです。
まぁ、通常時でもまともじゃないのに、それを動かそうとするんだからそりゃあこうなりますよね。
ストーリーはゲームとは異なるアニメオリジナルで、基本シリアス路線なんですが、1クール終わった時点でまだ面白くなる気配はなく、作画がひどすぎて内容がまったく頭に入ってこないです。
全体的にひたすら真面目に滑ってる感じが痛々しいですね。
そして、2クールあるのに1クール目の途中で円盤発売中止が発表されましたね。
最近だと100枚も売れないものがあったり同じく円盤発売中止作品もポロポロでているので、円盤の売り上げ自体はそこまで重要視されていないのかもしれませんが、絶望的なまでの人気の無さを露呈してしまったことには違いないので作品としては終わった感が強いですね。
とはいえ、残り10数話は普通に放送されるので、これから面白くなる可能性もゼロではないと思うので、あまり期待せずに最後まで忍耐力を鍛えていきましょう。
クソ1位 Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~
制作 |
スタジオコメット |
監督 |
菱田正和 |
メインキャスト |
阿以蘭丸:坂田将吾 歩照瀬焔:田邊幸輔 清怜うるう:バレッタ裕 陸岡樹果:草野太一 雅楽代寶:堀曜宏 天狼院シリウス:住谷哲栄 御守豊穣:森田順平 女王:三上枝織 バックン:山本和臣 |
- 放送日:4/8~
- 放送局:AT-X / TOKYO MX / BS日テレ
- 関連キーワード:バトル / アクション
あらすじ
この世は殺るか殺られるか。
楽園なんてありゃしない。
一度落ちたらおしまいと、この世であがく人がいる。
ねえ!
ちょっとそこのあなた?
やっぱり見て見ぬ振りをするんですか?
我々にそんなことはできません。
あなたの涙、ぬぐいたい。
咲かせて見せます笑みの花。
だけど、お礼はちゃーんと頂きます。
どうぞBAR『F』にいらっしゃってください。
大丈夫。
お金なんていりません。
我々が欲するものはたった一つ
「あなたの心いただきます!!」アニメ『Fairy蘭丸~あなたの心お助けします』公式サイトより
夭聖たちが苦しむ人々が抱える悩みを解決し、愛著を集めていくバトルアニメ。
この作品はとにかくファーストインパクトが強烈な作品でした。
ストーリー自体はマイルドな地獄少女という感じでたいした内容ではないんですが、夭聖たちの変身シーンと歌唱パートがぶっ飛んでいます。
変身シーンはプリキュア並に気合が入っています。
変身後の姿が特徴的で華奢な男の子達が変身するとゴリゴリのマッチョになります。
変身ヒロイン・ヒーローアニメは、大抵は変身しても変身前の面影が残っていたりするんですが、この作品に関しては変身前後でまったくの別人ですね。
そして、変身シーンが終わるとそのまま歌唱パートになります。
急に出てくる扉が開くと、そこはよくわからない謎空間。
その中を蘭丸たちが歌謡曲のような歌を歌いながら、走ったり飛び回ったりする意味不明な時間が1分ほど続きます。
この変身からの歌唱の流れが強烈過ぎてクソアニメマイスターならまず笑ってしまうんじゃないかなと思います。
ただ、逆に言えばここしか見所がないのでこの作品を楽しめるのは24分のうち2分くらいなんですよね。
しかも、毎回同じ流れなので2、3話見ると慣れてきてそこまで笑えなくなってくるし、変身する主要キャラが5人しかいないので6話以降2週目に突入するので早い段階で飽きてしまう、いうなればクソアニメ界の「一発屋」のような作品です。
以上、2021年春のベストクソ・虚無アニメでした。
春クールは一発屋のみでクソアニメ的には不作でしたね。
まぁ、本来ならクソアニメなんて存在しないほうがいいのでクソアニメが不作なのはむしろ喜ばしいことですよね。
それに春クールは『ゴジラSP』『Vivy-Flourite Rye's Song』『オッドタクシー』という数年に一度あるかないかレベルの良作が3つも出揃っていたので久々にアニメを正しく楽しめるクールでした。
この記事はクソアニメについてなので3作品については触れませんが、本当に面白いのでまだ見ていない方は騙されたとおもって見てみてください。
そして、またクソアニメの話に戻りますが、先程、本来はクソアニメなんてない方が良いとは言いましたが、現在のアニメ事情ではクソアニメが必要になってくるタイミングもあると思っています。
先程上げた3タイトルのように良作ばかりであるなら本当に必要ないですが、問題は良作が一本もない場合です。
昨今のアニメ事情では大半が凡作、または虚無アニメなので、良作が存在しないクールがざらにあります。
そこで生きてくるのがクソアニメ。
やはり出来の良し悪しに関わらず振り切っている作品がないと面白いものを見たいアニメファンは離れていってしまいます。
純粋に面白いアニメを見たい人がほとんどだと思いますが、クソアニメを楽しむ事ができるクソアニメマイスターと呼ばれる層も一定数いるので、そういうファンを繋ぎ止めるためにも負の方向に振り切っているクソアニメも必要なんじゃないかと思っています。
心に響かないアニメばかりだとアニメ視聴者数が減ってアニメ業界自体が成り立たなくなるので、クソアニメはいわば「必要悪」的な存在なのです。
なので、今後もクソアニメ達を埋もれさせないように紹介していこうと思います。